環境にやさしいホテルの実現
省エネ対策〜ESCO事業の利用

高山グリーンホテルが開業して約30年以上。熱源施設の老朽化に伴い、環境に配慮した新しい施設への転換が必要になっていました。
このたび、ESCO(エスコ)事業の協力を得て、かねてからの課題だった省エネ対策を付した熱源機器の更新を実現することができました。

ESCO事業利用の目的
◎設備機器の更新
 熱源機器の老朽化が進んでいた
◎ランニングコストの削減
 熱源機器の効率化・省エネ工事による光熱費の削減
◎空調サービスの向上
 客室・宴会場の温度遠隔監視と操作、快適温度調整
◎環境対策
 省エネによる温室効果ガス削減(年間25%実現)
◎設備更新投資額の抑制
 NEDO(独立行政法人エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助金による投資金額抑制
  京都議定書が2005年2月16日にようやく発効されました。しかし京都議定書が承認された際、1990年を基準年として2012年までに6%削減するとされた日本の温室効果ガス排出量は、2002年時点で基準年より7.6%増えてしまいました。そのため日本が実現しなければならない削減目標は基準年の約14%減となり、各方面のいっそうの努力が問われています。当ホテルは年間25%の温室効果ガス削減を目標とし(下表参照)NEDOからの補助を受けています。
省エネ対策実施内容
実施項目 電力削減量 A重油削減量 CO2削減量
冷熱源システムの効率化 88,000kWh/年 190,000 l/年 557ton/年(7.1%)
冷凍機排熱回収給湯設備の導入 -15,000kWh/年 120,000 l/年 314ton/年(4.0%)
空調機インバータ制御導入 220,000kWh/年 - 77ton/年(1.0%)
空調機最適外気導入制御の導入 12,000kWh/年 930 l/年 7ton/年(0.1%)
冷温水ポンプの更新、インバータ制御導入 240,000kWh/年 7,500 l/年 107ton/年(1.4%)
給湯循環ポンプの更新 27,000kWh/年 6,300 l/年 27ton/年(0.3%)
蒸気弁の断熱保温 - 4,900 l/年 13ton/年(0.2%)
高輝度誘導灯に更新 17,000kWh/年 - 6ton/年(0.1%)
コージェネ排熱回収装置の見直し -17,000kWh/年 200,000 l/年 553ton/年(6.8%)
ビルマネージメントシステムの導入 - - 113ton/年(1.4%)
合計 572,000kWh/年 529,630 l/年 1,754ton/年(22.4%)
ESCO事業とは
地球温暖化防止対策の一環として、京都議定書において批准各国が温室効果ガスの削減を求められています。2003年施行の「省エネ法」は大口エネルギー需要家にその削減を求めています。当ホテルは年間約1600世帯分の熱エネルギーを消費しており、その対象となっています。
このたび経済産業省資源エネルギー庁よりNEDOを通じて交付される補助金を申請し、平成16年12月10日に交付内定を得ました。それを受けESCO事業サービスの利用を決定。5月28日から新しい省エネ熱機器の稼働を開始しました。
ESCO事業とは事業者が◎省エネに関する包括的サービスを提供◎それまでの環境を損なうことなく省エネを実現する◎その結果得られる省エネ効果を保証する◎ESCO経費は省エネメリットから受け取る仕組みです。
これにより契約者(当ホテル)は初期投資をすることなく、最新式の省エネ施設への変換を実現。今後9年間で、省エネにより得られる光熱削減費からESCO事業者にサービス料として支払います。契約期間終了後は1年更新契約(サービス料は基本期間の1割)し15年後は無償譲渡されます。
省エネ対策〜熱源機器の更新内容
環境保護への取り組み(2004年)
グリーン購入ネットワークへの参加

美しいまち「飛騨高山」を未来に
 高山市快適環境づくり市民会議の取組み

  2005年9月1日現在

  高山グリーンホテル
〒506-0031 岐阜県高山市西之一色町2-180
TEL0577-33-5500 FAX0577-32-4434
Eメール:mail@takayama-gh.com