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Vol.2 〜5月の自然誌〜「ニリンソウ(二輪草)」
早春に花を咲かせて夏まで葉をつけると、そのあとは地下で過ごす一連の草花たちをスプリング・エフェメラルという。ニリンソウはこの仲間。地下茎で増えるため、群生しやすい花だ。
上高地では一面に絨毯(じゅうたん)のように咲き、それを目当てに多くの観光客やカメラマンが訪れる。飛騨でもこの花が群生しているところは多くある。上高地と同じくらいの規模で咲く場所さえも。
ニリンソウは山菜でもあり、さっと湯がいておひたしや味噌汁へ。癖がなくて歯ざわりもよくおいしいが、トリカブトの若葉とよく似ているため要注意!毎年のようにこのニリンソウの若葉とトリカブトの若葉を間違えて食べてしまい、中毒事故が報告される。
しかし春の短い期間しか地上に現れないこの花を食べるということを聞くと、戸惑いを感じてしまうのは私だけだろうか。
【ニリンソウ】キンポウゲ科イチリンソウ属 Anemone glaccida
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筆者:森本 常夫
(もりもと つねお)
高山市久々野町在住。
飛騨インタープリターアカデミー第五期生。
環境省自然公園指導員 久々野町史自然編・編纂委員
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