Vol.4 〜7月の自然誌〜「ライチョウ(雷鳥)」
ライチョウは本州中部の北アルプスと南アルプス、そして新潟県の一部山岳地帯に棲息する留鳥(りゅうちょう)で、高山帯だけを棲息地としています。
ハイマツ林や高山植物の草地に、つがいやヒナを連れています。冬季は群れで雪の少ない場所で生活しています。春になるとオスはなわばりや敵を見張るためにケルンや岩の上などによくとまっています。運がよければ、そのような姿を観察できるかもしれません。
信州大学調査グループによると、乗鞍岳を中心としたエリアには約100羽が棲息しているようです。
ライチョウの天敵はイヌワシなどですが、近年では増えすぎたカモシカが食物を求めて山頂付近までやってきて、ライチョウのエサである高山植物を食べてしまうことも大きな問題になっています。乗鞍岳の畳平近くでもニホンカモシカの姿を見ることがあります。
【ライチョウ】キジ目ライチョウ科 Lagopus mutus
世界に約20種、日本には北海道に棲息するエゾライチョウとライチョウの2種。国特別天然記念物・絶滅危惧2類