地元民がとっておきにしている“たばる”な情報を突撃取材!
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甘くて太くて柔らかい絶品!
冬のご当地食材「赤保木ねぎ」
冬の飛騨野菜と言えばまず思い浮かぶのは「飛騨ねぎ」。地元では昔から“労を葱らう”と言われお歳暮に贈答される高級ねぎとして親しまれてきましたが、大きなものでなんと直径5cmを越える極太でとても甘い白ねぎです。今日は私の所属する高山グリーンホテル食材調達部門でいつもお世話になっている「飛騨国府特選館あじか」さんのご紹介で、そんな飛騨ねぎの中でも赤保木地区でしか採れない「赤保木ねぎ」を栽培している清水さんの畑を見学させてもらいます!もちろん目的は仕入れ交渉です♪
太くて甘い冬の高山グルメの目玉食材飛騨ねぎ。そんな飛騨ねぎの中でも珍しい赤保木ねぎとは一体!?特徴は?味は?実物を見るためまさにこれから旬が始まる11月の畑にお邪魔します。
清水さんの畑。生えてるねぎがどれも太くて生き生きしています!
高山駅から車で15分ほど走り川上川を越えると赤保木町と呼ばれる地域に入ります。道沿いにはのどかな風景。そんな中に清水さんの畑はありました。青々した葉は元気に天に伸び、地面に埋まる根の部分は実に太くどっしりと地面に植わっています。
その場で何本か収穫してくれました
「うちの畑は水はけを良くするために少し斜めになってるんです」
生き生きとしたねぎを育てるコツをそう語る清水さん。
「このへんなんかちょうど収穫時ですよ。せっかくなので今少し抜いて見ましょう」
そう言うと目の前で新鮮なねぎを何本か収穫してくれました。
清水さんご夫婦と収穫したてのこんなに大きな土付きねぎ!
地面に置かれた新鮮なねぎからは強い香りが漂います。白根は太くみずみずしく、葉と根の境目もはっきりと鮮やかです。これは間違いなくおいしそう!
「赤保木ねぎは不思議なねぎで飛騨の中でもこの地域でしか採れません。同じ種を植えても他の土地ではこんな風に育たないんです」
その特徴はなんと言ってもやわらかさ。この赤保木ねぎは大きくなっても根が硬くならず、火を通せばトロッとやわらかい絶品食感が味わえます♪
倉庫に並ぶ赤保木ねぎ
文句なし!仕入れ決定です。干すことによって何ヶ月も日持ちするので昔は冬季の貯蔵野菜として重宝されていた飛騨ねぎ。私も清水さんから仕入れたねぎを早速倉庫にシートを敷いて干しました。これで冬の間中バッチリ飛騨ねぎメニューを提供できます♪
飛騨牛と飛騨ねぎのすき焼きは絶品中の絶品です♪
冬しか食べられないご当地野菜「赤保木ねぎ」。皆様も冬の高山へいらした際はぜひ一度ご賞味下さい。甘くてやわらか~いご当地ねぎはここでしか味わえませんよ^^
2016/1/8 UP 取材協力:清水さん(あじか)