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飛騨高山・夏におすすめひんやりスポット

【飛騨大鍾乳洞】風鈴×ひんやりスイーツ×洞窟探検!夏を満喫するおすすめスポット

飛騨大鍾乳洞

高山グリーンホテルから車で約30分。
奥飛騨温泉郷と飛騨高山の間にある「飛騨大鍾乳洞」は、年間平均気温12度の夏におすすめのひんやりスポットです。
観光鍾乳洞としては日本一の標高約900mの地点にあり、全長800mの洞窟内では幻想的な鍾乳石や神秘的な地下空間を体感できます。

さらに、2025年の夏からは、通路内に約200個の風鈴を装飾する試みもスタート。
風鈴の音色と川のせせらぎ、自然の緑が涼感たっぷり!夏の暑さを忘れさせてくれる新スポットです。

暑い夏でも涼しさを感じながら飛騨高山旅を楽しみたい方にぴったり。今回は、そんな方におすすめしたい、夏の飛騨大鍾乳洞の魅力をご紹介します。

この記事を読めば、夏の飛騨高山旅行がもっと楽しくなること間違いなし!ぜひ最後までチェックしてください。

【日本一の高所にある観光鍾乳洞】2億5千万年の時を刻む地底世界

2億5千万年の時を刻む地底世界

3,000m級の山々を有する北アルプスのふもと、岐阜県高山市丹生川町にある「飛騨大鍾乳洞」。
周辺には、奥飛騨温泉郷や上高地などの観光地もあり、レジャー途中の立ち寄りスポットとしても人気の自然スポットです。
日本には約80か所の観光鍾乳洞があるとされていますが、その中でも最も標高が高い約900mの地点にあります。

鍾乳洞の壮大な空間

約2億5千年前、現在の飛騨地域一帯には海が広がっており、多くの海の生物の遺骸が積み重なって石灰岩の層が形成されました。
やがて地殻変動により北アルプスが誕生し、長い年月をかけて雨水が岩を浸食し続けることで、現在の鍾乳洞の壮大な空間が生まれたといわれています。

ライトアップされた神秘的な地下空間

観光用に整備された洞内は、第1洞~第3洞までの3エリアに区分されており、その全長は約800m。およそ1時間かけて、ライトアップされた神秘的な地下空間や鍾乳石の世界をゆっくり楽しめます。

【発見者ゆかりの展示】大橋コレクション館

大橋コレクション館

飛騨大鍾乳洞は1965年(昭和40年)に大橋外吉氏によって発見されました。
洞窟の入場前には、大橋氏が集めた美術品・装飾品を展示した「大橋コレクション館」も見学できます。

陶磁器・象牙細工など約1,000点のコレクションが並びます。

戻ってきた金塊

中でも注目は、2007年3月に強奪された「戻ってきた金塊」。

この金塊は当時コレクション館の目玉展示。
強奪事件は新聞やニュースで大きく報じられ話題となりました。

現在は、一部がバーナーで溶かされた姿の金塊と、強盗前のレプリカ、当時の新聞記事とともに公開されており、貴重な展示品として多くの来館者の注目を集めています。

【夏限定】200個の風鈴とせせらぎが涼を運ぶ癒しスポット

200個の風鈴とせせらぎが涼を運ぶ癒しスポット

洞窟内の年間平均気温が12度。一般的には春や秋のような過ごしやすい気温が一年を通して保たれており、夏でも涼しいスポットとして人気です。

通路の軒下に並ぶ200個の風鈴

2025年夏からは、新たな試みとして風鈴の飾りつけがスタート。

洞窟散策を終えて、入場受付エリアに向かう下り通路の軒下には、ずらりと200個の風鈴が並びます。
涼やかな音色と、近くを流れる小川のせせらぎ、山の緑の美しさが相まって、思わず足を止めたくなる癒し空間です。

この屋根付きの通路は、冬になると「氷の渓谷」と題した絶景スポットにも変身します。
大自然に囲まれた大鍾乳洞の中で、季節ごとの魅力を感じられるエリアです。

関連記事 |【飛騨大鍾乳洞】氷の渓谷ライトアップ

お土産ショッピングも

施設内のお土産店

施設内にはお土産店もあり、旅の思い出にぴったりなアイテムを見つけることができます。

冷やしトマト

夏の時期には、冷やしトマトやキュウリ、イワナの塩焼きが店頭に並ぶ「白樺(しらかば)」がSNSで話題に。どこか懐かしく、思わず写真を撮りたくなる“エモい”光景が人気です。

店内では、鍾乳洞にちなんだ大小さまざまな鉱石を取り扱っており、最近では外国人観光客からの注目も集めています。

色とりどりの石を眺めているだけでも楽しいひとときです。

【店名】
白樺(しらかば)
【住所】
岐阜県高山市丹生川町日面1150(飛騨大鐘乳洞内)
【アクセス】
高山グリーンホテルから車で約30分
【営業時間】
9:00~17:00
【駐車場】
あり(飛騨大鐘乳洞内)

散策後の休憩におすすめのランチスポット

散策後の休憩におすすめのランチスポット

駐車場・入場受付エリアには、食堂や売店もあり、観光の合間に立ち寄れるグルメスポットになっています。

駐車場エリアには食堂が2店舗あり、中華そばや飛騨牛コロッケなど、地元ならではの味が楽しめます。小腹がすいたらぜひ覗いてみてください。

「鍾乳堂」の奥飛騨ラーメン

中でもおすすめは、「鍾乳堂」の奥飛騨ラーメン。
鍾乳洞の名水で仕込んだこだわりの自家製麺を使い、トッピングはチャーシューのほかに、なんと“揚げもち”も選べます。

さらに食欲旺盛な方には、洗面器サイズの器で提供される2人前の「奥飛騨ラーメン 大」も人気メニュー。インパクトも食べごたえも満点です。

【店名】
鍾乳堂(しょうにゅうどう)
【住所】
岐阜県高山市丹生川町日面1146-2(飛騨大鐘乳洞内)
【アクセス】
高山グリーンホテルから車で約30分
【営業時間】
8:00~18:00(11月~3月:9:00~17:00)
【駐車場】
あり(飛騨大鐘乳洞内)

【外で味わう】鍾乳洞グルメとひんやりスイーツ

入場受付エリアでは、鍾乳洞内の見どころをモチーフにしたオリジナルスイーツも見逃せません。

暑い夏にぴったりの「竜宮ソフト」

暑い夏にぴったりの「竜宮ソフト」は、淡い水色がフォトジェニックなソフトクリーム。
洞窟内の名所「竜宮の夜景」の青いライトアップをイメージして作られた、見た目も味も爽やかな人気スイーツです。

さらに、バタフライピーティーを使った「竜宮ブルーティー」もおすすめ。レモン汁を加えると色が変わる、不思議で楽しいドリンクで、写真映えも抜群です。

バタフライピーティーを使った「竜宮ブルーティー」

周辺には飲食店が少ないため、鍾乳洞の施設内で食事からスイーツまで楽しめるのはとても便利。観光と一緒にご当地グルメも味わえます。

【夏にぴったり】ひんやりスポット「飛騨大鍾乳洞」へ行こう!

飛騨大鍾乳洞&大橋コレクション館

大自然に包まれた地下空間で、神秘的な鍾乳石が織りなす幻想的な世界を満喫できる「飛騨大鍾乳洞」。
貴重な自然体験はもちろん、地元グルメやスイーツ、お土産など、魅力は数えきれません。まるで鍾乳洞を中心にしたテーマパークのように、楽しみ方は無限大です。

暑さで疲れた心と体を癒す、ひんやり涼しい避暑スポットとしてもおすすめ。
この夏は、非日常のひとときを求めて「飛騨大鍾乳洞」へ出かけてみませんか。

【店名】
飛騨大鍾乳洞&大橋コレクション館
【住所】
岐阜県高山市丹生川町日面1147
【アクセス】
高山グリーンホテルから車で約30分
【営業時間】
4月~10月 8:00~17:00/11月~3月 9:00~16:00
定休日:年末年始(12月31日、1月1日)
入場料:大人 1,100円/小人 550円

2025/8/20

飛騨大鍾乳洞

【飛騨大鍾乳洞】風鈴×ひんやりスイーツ×洞窟探検!夏を満喫するおすすめスポット

アクセス 住所:岐阜県高山市丹生川町日面1147
高山グリーンホテルから車で約30分
営業案内 定休日:年末年始(12月31日、1月1日)
営業時間:4月~10月 8:00~17:00/11月~3月 9:00~16:00
入場料:大人 1,100円/小人 550円
WEB:
公式サイト/Instagram

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